校長挨拶

北海道斜里高等学校のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

 本校は、昭和16年(1941年)に斜里実科高等女学校として開校以来、今年が84年目となる伝統ある高等学校です。その間、地域の高等教育を担うとともに多くの有為な人材を輩出してきました。

 平成16年度(2004年度)からは、それまでの普通科と商業科の併置から、道内8校目となる総合学科へと学科転換し、多様化する生徒の学びに柔軟に対応する教育活動を推進しています。

 総合学科高校は、普通科高校における就職希望者への対応や、職業学科高校における 進学指導への対応等の不足を補える第三の学科として設置され、生徒一人ひとりの興味 ・関心、適性等に応じて幅広く柔軟な教育活動を展開できるという特色があります。

 本校ならではの特色としては、『知床学』や『混合ゼミ』などの世界遺産知床の素晴らしい自然を授業の中に取り入れ、地元の知床斜里を愛する方々を講師としてお招きし、多彩な授業を展開しております。その他にも小中学校との連携を密にし、昨年度は学習成果発表会では小学生・中学生にも参加していただき合同で発表会を実施することができました。

 令和2年度(2020年度)からは「地域高2留学」にも取り組み、今年度は5期生を1名(東京)、2年次に迎えております。5年目を迎えるこの取り組みが、留学生はもとより本校生徒にとりましても大変有意義な経験となっております。

 本校の教育活動には、斜里町・斜里高校教育振興会をはじめとして町内の企業・団体、同窓会、PTAから多大な御支援をいただいております。なかでも学習面では、スタディサプリ全員受講や模擬試験・資格取得などに対する支援により、大学や短大、専門学校等の上級学校への進学から公務員や民間企業への就職に至るまで、生徒の様々な進路希望実現に向けた取組ができる体制が整えられています。今年度より昨年から行われております台湾への見学旅行に対し一部補助を行っていただくことになりました。さらに、部活動に対しましては、日常の活動のみならず、全道・全国大会への遠征等にも御支援をいただいております。

 今年度も「凌げ 斜里岳」の校訓を合い言葉に、本校の教育目標実現に向け、教職員一同、全力を尽くしてまいりますので、皆様の一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、挨拶といたします。

 

                                                                                          令和7年(2025年)4月1日

                                                                                                      北海道斜里高等学校 第25代校長 西 方 英 幸