校長挨拶

北海道斜里高等学校のホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。

令和6年4月1日付けで着任いたしました西方英幸(にしかた ひでゆき)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 本校は、昭和16年(1941年)に斜里実科高等女学校として開校以来、今年が83年目となります。その間、地域の高等教育を担うとともに多くの有為な人材を輩出してきました。

 平成16年度(2004年度)からは、それまでの普通科と商業科の併置から、道内8校目となる総合学科へと学科転換し、多様化する生徒の学びに柔軟に対応する教育活動を推進しています。

 総合学科高校は、普通科高校における就職希望者への対応や、職業学科高校における 進学指導への対応等の不足を補える第三の学科として設置され、生徒一人ひとりの興味 ・関心、適性等に応じて幅広く柔軟な教育活動を展開できるという特色があります。

 本校ならではの特色としては、『知床・産業』という「地域に貢献する人材を育成する」系列の設置があげられます。近年の実績では「地方創生☆政策アイデアコンテスト」に応募し、4年連続で『北海道経済産業局長賞』を受賞しておりましたが、一昨年度は永田町内閣府合同庁舎での最終審査会に進出し、最優秀賞の「地域創生担当大臣賞」を受賞しました。本年度は、その時提案した斜里町観光活性化の企画を実証する実験を1年間かけて取り組むなど、「地域に貢献する人材育成」の成果を収めております。

 令和2年度(2020年度)からは内閣府の「高校生の地域留学推進のための高校魅力化支援事業」にも取り組み、今年度は東京・大阪・愛知から各1名ずつ計3名の地域みらい留学生(4期生)を2年次に迎えております。さらに令和6年度より入学生の全国募集も開始しました。そうした取り組みが、留学生はもとより本校生徒にとりましても有意義な経験となるものと期待しています。

 本校の教育活動には、斜里町をはじめとして町内の企業・団体、同窓会、PTAから多大な御支援をいただいております。なかでも学習面では、スタディサプリ全員受講や模擬試験・資格取得などに対する支援により、大学や短大、専門学校等の上級学校への進学から公務員や民間企業への就職に至るまで、生徒の様々な進路希望実現に向けた取組ができる体制が整えられています。

 さらに、部活動に対しましては、日常の活動のみならず、全道・全国大会への遠征等にも御支援をいただいております。

 今年度も「凌げ 斜里岳」の校訓を合い言葉に、本校の教育目標実現に向け、教職員一同、全力を尽くしてまいりますので、皆様の一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、挨拶といたします。

 

   令和6年(2024年)4月1日

      北海道斜里高等学校長 西 方 英 幸